燭台に明かりをともしたときのような…

燭台に灯をともしたような…

4月から5月にかけてお菓子の箱折りの仕事がまったくありませんでした。6月の末から、徐々に注文が入るようになりました。それで、昨日は3ヶ月ぶりで工賃が支給されました。作業室は歓声と大きな拍手に包まれました。
この4月に特別支援学校の高等部を卒業したサアさんにとっては、初めていただくお給金でした。お母様からお手紙をいただきました。

“初給料、家族みんなの前で封筒を開けました。「おめでとう!」と拍手され、「がんばったね!」と声をかけられ、嬉しそうでした。亡くなったじいちゃんにも報告しようねと言って仏壇に供えました。”

テーブルの燭台に灯をともしたときのような温かな家族の笑顔と団らんがそこにありました。