プラウ農薬未使用の変更について(おしらせ)

寒さのなかにも春の訪れを感じる頃となりました。日頃のご支援、ご協力に感謝申し上げます。

当プラウ農園では、長い間「農薬未使用」で柑橘類の育成、収穫、販売を行ってきました。しかし、令和3年 春を迎える時期、ネーブルやポンカン、不知火を中心に病害虫の発生があり、葉が変色するなど、樹勢の衰えが顕著になりました。 農協技術員の方に観てもらったところ「カイガラムシ類」の大量発生と分かりました。

 気候の変調、樹木の老化、剪定の不十分さが等が考えられます。

 放置すれば枯れてしまう不安もあることから、果実収穫後、技術員の指導のもと「マシン油乳剤97%」を60倍にしたものと樹勢回復のための「尿素」を250倍にした薬剤を散布しました。 

 おかげさまで樹勢が少しずつ回復し、今年も元気に実をつけています。

これまで「農薬未使用」をうたってきましたが、やむなく上記2種類の薬剤を使用しました。

従って、これからは「農薬未使用」の表示ラベル、宣伝用のチラシ等から削除していきます。これまで貴社には「農薬を使わない」という価値を評価していただき、取引させていただきました。 誠に勝手なことで申し訳ありませんが、これからは農薬の使用は極力抑えて、自然環境や生態系の保全などに配慮した「環境保全型農園」を目指して、おいしい柑橘類の生産に努力していきたいと思います。

 ご理解、ご協力をお願いいたします。

 なお、以上の事情をご理解のうえ、これからのお取引を決めていただければ幸いです。

          担当  社会福祉クープ  プラウ  根本 裕治